元来、タイムコードは、オーディオとビデオを同期させる為に音響が使用していましたが、今日ではパイロ等の他の要素との同期も担うようになりました。
レイヤー上のタイムコードは、Midi, LTC又はSMPTEを含むプロトコルと互換性があります。ユーザーは、TimeCode Enable及びFlywheelと言う2つの異なる設定を使用して、ヒポタイザー内の特定のレイヤーにタイムコードのアサインを選択する事が出来ます。
各レイヤーのインターフェースは、どのタイムコードをレイヤーが受信しているかをリアルタイムで表示します。
Flywheelでは、レイヤーはタイムコードを消失した際にも再生を継続します。TimeCode Enable及びFlywheelがオンの場合、レイヤーは今迄と同じ様にタイムコードに従いますが、何らかの理由でタイムコード信号が消失した場合、レイヤーは独自に再生を継続します。
これは、外部タイムコードがドロップしてもスムーズな再生を必要とするライブ状況下で使用する様に設計されています。
後で信号が復旧した場合、Timecode on Layerは、メディアの現在位置と、本来いるべき位置の不一致を補う為に、可能な限りスムーズに正しいポイントに移行します。
全てが同期したら、Timecode on Layerは各レイヤー上に赤いライトを表示します。
Flywheelをオフにすると、所謂リハーサルモードになります:レイヤーはあたかもライムコードが行ったように停止やジャンプをします。これにより、ショーは素早くクリップ間をジャンプします。
更にTimecode on Layerには2つのオフセットモードがあります。“Input Offset”は、プログラムの助けとして機能し、プログラマーは、時間間の経過時間を埋め合せる事が出来、例えば、ソング1を1hrでスタートさせ、ソング2を2hr、ソング3を3hr等でスタートさせる事が出来ます。”Output Offset”は、例えばFOHとステージ(又はその逆)等の長距離を信号が送信される場合“信号の遅れ”に対処する為に使用します。Input Offsetは各レイヤーにより変化し、Output Offsetはマスターレイヤーにリンクします。
Timecode on Layerはレイヤー上のクロスフェードと統合して、タイムコードを同期を消失しても、クリップ間のシームレスなフェードが可能となります。更に、Timecode on Layer設定は、タイムラインやプリセット内に統合して特定のオフセットタイミングで簡単に再生可能です。