2009/05/08

HD-SDI の遅れとサポート形式 [ID52]

多くのユーザーから新しいHD-SDIカードの能力、特にディレイ(ラテンシー)、とサポート形式に関する質問が来ています。(以下メーカーのテスト結果です)

今回のテスト形式:
Mac のファイナルカットプロでタイムコードを伴った HD-SDI 信号を出力。
タイムコードは最も高位の解像度を使用、例えば、Base 60で全ての30/60fps形式、Base50で25/50fps。HD-SDI信号はヒポタイザー入力とJVC HD-SDIモニター(ゼロラテンシー=ディレイ無し)に送られた。
ヒポタイザー出力は、VGA経由(ゼロラテンシー=ディレイ無し)でCRTモニターに接続。
HD-SDI カメラは両モニターを撮影し、使用されるタイムベースにより 720p60 又は50で録画された。各形式に対し、長いシーケンスを、ヒポタイザーに対して3種の異なった負荷設定、ライト、ミディアム、ヘビー で録画。

ライト:
1レイヤーのみがHD-SDI入力を実行し、ビデオクリップ再生無し、60fps

ミディアム:
3 x 1280 x 720 クリップが同時に100% スピードで実行、60fps

ヘビー:
3 x 1280 x 720 クリップが同時に400%スピード(=12クリップ)で実行し
6 xフルブラー、50fps

ラテンシー(ディレイ):

形式

タイムベース

ライト負荷

ミディアム負荷

ヘビー負荷

ms

1280 x 720p

60

3

3-4

3-4

50-67

50

3

3

2.5-3

50-75

1920 x 1080i

30

2.5

2.5

2-2.5

67-83

25

2-2.5

2-2.5

2-2.5

80-100

PAL SD

25

2-2.5

2-2.5

2-2.5

80-100

NTSC SD

2-2.5

2-2.5

2-2.5

67-83



HD-SDI入力カードはオートコンフィグなので設定は不要です。現在はシングルカードのみで、マルチカードは将来販売予定です。

サポート形式:
480i/59.94
576i
720p/23.98
720p/24
720p/25
720p/29.97
720p/30
720p/50
720p/59.94
720p/60
1035i/59.94
1035i/60
1080i/50
1080i/50M
1080i/59.94
1080i/60
1080p/23.98
1080p/24
1080p/25
1080p/29.97
1080p/30
1080sf/25
1080sf/29.97
1080sf/30