2011/08/23

リアルタイム システムモニタリング

 
ヒポタイザーには、リアルタイムシステムモニタリング機能があります。
Ctrl+F3を押すと、メイン出力画面の左上部にヒポタイザーに関する情報が表示されます。更にCtrl+F2で現在の出力モードと解像度が表示されます。ここでは、夫々の情報に関する詳細を説明します。Hippotizer を使用した際、動画の再生が変だな という時にお役立てください。
 
 
- FPS:フレームパーセカンド(秒毎のフレーム数) 通常60から40の数値を表示します。40以下ではビデオ再生に不具合が生じることがあります。システムのストレスが増加すると この値が減少します。

- DT: I-----------X------------I------------I

DTはデルタタイムの省略形で、エンジンがフレーム間のレンダーに掛かるタイムを表示します。最善で16msでこれはフルの60fpsリフレッシュの結果です。プロジェクトやアプリケーションにより、x が右に進むほど2フレーム間のタイムが増加する事を示します。基本的に次の垂直ラインまではOKで、これ以上になるとフレームのドロップが視認されます。

- SYSMEM: 最近では使用していません。以前のヴァージョンでシステムのメモリー使用量をモニターしていましたが、現在では無視して下さい。

- VIDMEM: 使用されているビデオメモリー合計量です。GFXカードメモリーをモニターする事が難しい為、100%正確ではありません。この数値は、下記の全てのシステムサブコンポーネントの積です。

- Hyper FX :  エフェクトで使用されているビデオメモリーのモニター。

- VM Allocation Temp: 一時的なビデオメモリーの割当量。使用されている合計ビデオメモリー量を管理。

- MediaPlayer: 各レイヤー毎に使用されているビデオメモリー量をモニター。これは最大から最小をソートしたもので、レイヤー1-8ではありません。

- Flex3D Resources: Flex 3D は3Dエフェクトを使用した際に使用されます。これは3Dエフェクトで使用されたメモリー量をモニターします。

- Back Buffer: 全てのレンダリングは、エフェクト、ジオメトリー、メディアプレーヤーとのコラボレーションの為に保存する為にバッファーに送り戻されます。レイヤー又は出力で使用されている最も大きなメモリー量を示します。

- RT: ランタイム。秒辺りでどの位エンジンが実行しているか。

- D. Out: 卓とCPU間のデータ伝送量。

これらの値に対する絶対的なルールはありません。実際、2台又は複数のシステムパフォーマンスの比較やテクニカルサポートの際に使用される事がほとんどです。が、此れ等を度々モニターすることで ヒポタイザーの簡単な健康診断、又サーバーの過負荷のチェックやメディアとのパフォーマンスに問題が起きた際、症状を確認、改善する為に有効な場合もありますので覚えておいて損は無いと思います。